妹のセイイキ
最近、男の娘ゲームが続いたので箸休め的にfengから2015年8月28日に発売された、ロープライスのゲーム「妹のセイイキ」を紹介しようかと。
メインヒロインが一人だけなのでそんなに長くないですが全体の流れを。
一応ネタバレ含むので新鮮な気持ちでやりたいって方はスルーおなしゃす。
妹のゆかな
姉のやえか
と三人で暮らしている主人公の名瀬陽介。
陽介はクラスメイトのマイカ
と放課後に秋葉原へ繰り出す通称「アキバ系」の男子でもあった。
しかし、そんなアキバ系の兄である陽介をゆかなはとある事情から嫌っていた。(秋葉原へ行かない兄は好きだとハッキリ言っている)
マイカと放課後に秋葉原へ遊びに行くのにゆかなが付いてくるようになったところから物語が動き始める。
用事でマイカが秋葉原へ来れなくなり、ゆかなと二人でアキバデートをしていたところはぐれてしまい、陽介がゆかなを探している途中、
ゆかなはお嬢様の秋善冬華と知り合う。
小さい頃、兄からUFOキャッチャーでの景品のぬいぐるみをよく貰っていたことを思い出したゆかなは、UFOキャッチャーに苦戦していた冬華の代わりにぬいぐるみを取ってあげる。
その後、冬華と別れたあと陽介と無事合流する。
話が逸れてしまいますが、この秋善冬華というのはセイイキシリーズの前作「彼女のセイイキ」のヒロインで、陽介の初恋の人です。
時が経ち、年末になり、ゆかなは冬華からぬいぐるみのお礼としてペアの温泉旅行券をもらう。
姉は仕事の関係で年末年始は海外へ行くため、ゆかなは陽介と二人で旅行に行くつもりであった。
しかし、陽介は過去の事故が原因で水恐怖症のゆかなが温泉に入ることを心配するが、ゆかなから強く水恐怖症を克服したいと言われ、一緒に旅行に行くことに。
そして、いざ温泉に入るといったタイミングで、ゆかなからまだ怖いからお兄ちゃんと一緒なら入れそうと言われ渋々一緒に入る。
そこで、最近陽介と一緒に遊ぶことが多くなり兄への好きを積もらせたゆかなは陽介を押し倒し、手で発射させる。
部屋に戻り、そのままの流れでエッチしている最中にゆかなから「彼女じゃなくていいから愛して」という言葉に悩む陽介。
自分の中にあるゆかなへの愛情は兄妹愛なのか、一人の女の子として愛しているのか、はたまた、過去の事故に同情しているだけなのか距離感を測りかねていた。
一方、ゆかなは兄のことが好きだから大丈夫といった自信を持っていた。
ゆかなに流されてエッチをする日々を過ごす中で、陽介は知人へ現状を相談したところ妹への愛はあるんだから自信を持って考えてくださいと言われ妹との関係の育み方を考え始める。
そんな関係が少し落ち着いたころ、過去の事故の原因となった両親が家に戻ってくることになる。
過去の事故というのは、ゆかなを乗せた両親の車が事故にあってしまい、冬の川へ投げ出され、父親がゆかなを抱きかかえながら気を失ってしまったため、母親がそのまま岸へ運んだのだが、途中でゆかなが流されてしまったため結果として両親だけ助かってゆかなを見捨ててしまった(ゆかなは無事救助隊の人に助けられた)。
両親はその事故で水恐怖症になってしまったゆかなへの申し訳無さ、ゆかなは両親が自分を見捨てたんじゃないかという懐疑心から生まれるわだかまりを抱えていた。
ゆかなは、両親に申し訳無さを感じる必要なんてないんだよと伝えるためにバレタインチョコと手紙を渡し、わだかまりを解消した。
個人的な感想として、今までエッチしまくるただの抜きゲーだと思ってたけどこのシーンで正直泣きそうになっちゃった。
過去のわだかまりを解消した陽介とゆかなはこれからの自分らの未来の関係について向き合う。
ここで最初で最後の選択肢が出てきて、
・恋人のような関係になる
・兄妹に戻る
・恋人でも兄妹でもないような関係になる
って出てきてこんなん恋人一択やろって思ってたら悲しそうな顔でゆかなが「お兄ちゃ・・・ごめん、もう陽介さんって呼ばないといけないんだね」って言われてすごい胸が苦しくなった。
ちなみに兄妹に戻るはすごい胸が痛い感じで普通の兄妹になって、彼女のセイイキのオープニングにつながってました。
あの作品ってゆかなといろいろあってつながってるのかと思うと少し考えるところがあるけどね。
正解の選択肢を選ぶとこれから辛いこともあるかもしれないけれど兄妹で恋人の二人だけの関係を作り上げて行こうって感じでエンディング。
このゲーム終えて一番最初に思ったのは思ってたよりシナリオしっかりしてるなって。
何も考えずにお兄ちゃん好き好き♡妹大好き♡って感じでバコバコヤりまくる感じだと思ってたら妹との距離感に悩むところあり、家族の思い出のエピソードあり、で2000円とは思えないくらいすごい楽しめました。
しっかり8つくらいシーンがあるし、ちょっと前の作品だけど古臭さを感じるところもなかったので空いた時間で少しずつ進めていくのには最適なんじゃないかなって思います。
それではまた一ヶ月後くらいを目処に記事上げたいと思ってますので、それまでしばしさよなら。