はにデビ ~Honey&Devil~
eufonieから2017年5月26日から発売されたはにデビ~Honey&Devil~をプレイしました。
発売当時から気になってて、ちょっと(悪い方向で)話題になってたのが気になったので2年越しにトライ。
悪い方向の実績としてAmazon評価☆1(全5件)、クソゲーオブ・ザ・イヤーにノミネートの実績を残したらしいです。
前置きはこれくらいにして、内容について触れていきましょうか。
このゲームの良い点として音楽と絵の可愛さが挙げられます。
OPを見てもらえればそれが分かるんじゃないでしょうか。
はい、イイとこ終わりです。
マジです。
それでは内容について触れていきましょうか。
まず、共通ルートの感想と全体の総括をしていきます。
全体を通してすごくテンポが悪いです。
共通で各キャラの掘り下げしているときに横から雑なギャグを突っ込んでくるサブヒロインたちが邪魔してきます。
さらに、口が悪いことも相まってシンプルに不快な存在でしか見れませんでした。
ただ、甲斐さんはめっちゃ可愛かった。
それだけが数少ない救い。
共通ルートは淫魔がメインヒロイン4人に取りついてあー大変って感じです。
また、Hシーンの導入として淫魔によってヒロインが発情する→性行為をして鎮めるといった流れがあるのですが前戯を終えた後に
発情しているヒロイン「このまま帰れるの・・・?」
主人公「いや、帰って冷たいシャワー浴びれば収まるから」
と言い放ちそこから主人公が付き合ってないからダメだろみたいな説法を話すので菩薩と評されることもあります。
淫魔の正体にたどり着くトゥルーに行くためには全キャラ攻略後に開放される各キャラのアフターストーリーをやったあとにハーレムルートをやることでトゥルーエンディングとなります。
正直、ハーレムルートでヒロイン全員がアンアン言ったあとに淫魔が具現化するぞってシリアス展開に急に入られても付いていけるかって感じ。
しかもハーレムルートのCG差分少ないからすごい淡白にパコパコして終わるし。
このゲームの絵は可愛いから使えるみたいな希望を最初に持ってたけど、テンポが悪いのと同じような感じでやるから新鮮さがなくなって使えすらしない時が多々ありました。
それでは全体の総評をここまでにして個人ルートの感想を書いていきます。
誰もいないだろうと思いますが、一応ネタバレも含む予定なので気になる人がいたらここまでで。
攻略順で書いていきます。
【瑠璃ルート】
逢花ルートの秋乃と葵ルートの彩弓が明らかに地雷だったので消去法で甲斐さんが可愛かった瑠璃ルートを選択。
相対的にこのルートやってるときが一番楽しかった気がする。
簡単に内容を説明すると、淫魔のおかげで付き合いました。
瑠璃が淫魔のことを学園長であるお父さんが苦手だけれども話さなければならない事態になりました。
しかし、その前日に主人公がラブホに連れ回して門限破ったあと
学園長「ウチの娘に何してくれてんだ」
主人公「威圧感を感じる」
みたいなこと言い出して引っ叩いてやろうかと思いました。
ウチの親なら確実に叩いてる。
学園長がウチの娘になにしんとんだ→今回だけだぞ→俺の息子になれ!
みたいなのを終盤に急展開でやられて終わりました。
あと、この娘のHシーンのパターンが少なすぎて悲しかった。
顔面が甲斐さんの次に好みだったのに、、、
【薫子ルート】
まだストレスフルな残り二人のルートやる勇気がなかったのでクソ成分が少そうな薫子ルートを選択。
エロゲでよくある昔遊んでたから幼馴染設定のお姉ちゃんの人。
淫魔の対処法として4人の内、誰かとヤりまくればOKみたいな感じになったときにノリノリで主人公の相手したがる人。
全ルートこの下りやるんだけどずっと薫子でいいんじゃないかなって思ってました。
内容としては才色兼備、容姿端麗な生徒会長である薫子が昔から好きだった主人公に再会して淫魔のなんやかんやがあって付き合う。
その後モデルの才能を見いだされた薫子はアメリカに出発する。
はい、出発しっぱなしで終わりです。
10年くらい待ってて結ばれて良かったなぁからの離れ離れで感情移入できるわけ無いだろこれ。
シャワー浴びれば落ち着くからって言ってた主人公がお姉ちゃん舐めてぇ!ってなったのが地味に気持ち悪かった。
所詮男なんてこんなもんよ。
【葵ルート】
逢花と葵だったら葵の方がガワが好みだったので消去法で葵ルート突入。
アマゾンレビューでも書かれてた彩弓
からの罵詈雑言が酷かった(歩く生殖器などの発言)のでそんなに言ってくるならこいつをネタにして楽しんでやろうかと思った瞬間に全く出てこなくなった。
ストーリーを掘り下げるわけでもなく、葵との恋路を邪魔するわけでもなく、舞台装置として全く働かなかった罵詈雑言を吐くだけの女であった。
このゲーム内だと相対的に好きなキャラなんだけどね。
内容は淫魔のせいで付き合うことになってヤッたなら結婚しろよと迫ってくる重い女を何故かこのルートだけ主人公が命懸けで淫魔を退治しましたって話。
あとは黒髪ロングキャラのテンプレみたいなもんだったわ。
こいつだけなんかめっちゃモテモテ設定あって告白してきた男子を片っ端からフッたのに何もしてない主人公に対してはしゅきしゅき♥とかいう前世代のエロゲみたいな話の流れが酷かった。
剣道部と風紀委員とかいう設定を放置したまま終わりました。
【逢花ルート】
学生なのにでっかい会社の社長の人。
卒業しても一緒にいられるようにこの人の秘書になるって感じで話し終了
もう、このルートやってたときははにデビに精神蝕まれて心壊れそうだった。
よくわからん因縁つけられて秋乃さん
に切り刻んでソーセージにしてやろうかとか言われるし。
こういう設定でよくありがちな社長の仕事してるときに隠れてコソコソみたいなこともなかったし。
社長設定が生かされてないわけではなかったけどイチャイチャしていい雰囲気→仕事みたいなこと何回かされてまたそれかよって感じであった。
正直メンタルがやられすぎてて思い出せないところが多いんで上手に伝えられなくて申し訳ないです。
【ハーレムルート】
明らかに納期に追われててCGが少なかった印象が強い。
他のヒロインのルートで伏線がはられていた訳でもないのに唐突に淫魔の正体はなんだ!?みたいに言われても置いてけぼり過ぎて困ります。
正直公式サイト見れば一発で分かるものをいかにも衝撃的なラストがありますみたいに引っ張られる苦痛がすごかった。
【おまけ】
淫魔とヤるルートのお話。
昔女が少なかった村で子供生むために回されて一人の男に愛されたかったみたいな感じでで悪霊化した彼女。
それで取り憑いたヒロインがみんな主人公のこと好きだから抱かれてみたいみたいなこと言い出して流されてヤる感じ。
私、いっぱい男の人とシてたから上手なんですよ☆って言われても俺、そんな属性好きでもないし唐突に来てどの層狙ってるんだろうって感じ。
学園いちゃラブもの好きな人間って処女厨しかいないんだからそういうの辞めときなよ。
ここまで全部やった感想としてはエロゲーにおけるシナリオの重要性って高かったんだなって痛感しました。
比較的シナリオが軽視されがちな(女のコが可愛ければいいみたいな)イチャラブ学園モノでここまでシナリオの重要性を体に叩き込んできたのはある種革命と言っても過言ではないと思います。
最初から最後まで思ってたのがこれ、定価(1万)で買った人ホント可愛そうだなって。
そんな苦行を背負ってしまった人たちに何か楽しいエロゲと出会ってることを祈りながらこの記事の終わりにしたいと思います。
それでは、また他のゲームで。